【movies】となり町戦争

監督:渡辺謙作
出演:江口洋介、原田知世、瑛太、他

小説を映画化したサスペンス??

舞坂町に住む“僕”は旅行代理店で仕事をしている。
隣町の森見町にある事務所へ毎日のように車で通う。
ある日、“僕”のもとに町役場からのお知らせが届く。
“舞坂町はとなり町の森見町と戦争を始めます”とのことで、
“僕”は偵察業務に就くことになるのだが…。


と、なんとも奇想天外な物語が展開するのだが、戦争の仕組みや
行政について、驚くほど分かりやすい形でまとめられた
秀作であると感じた。

普段私たちが生活する中で、行政を意識する機会はまず
あまりないだろう。
役場から手紙が届いていたとしても「何これ?」と無視して
しまうのがオチだ。
しかも本作ではその依頼内容が戦争なのだから、
余計に困惑すること請け合いである。

しかしながら私たちが無視する行政機関では、確かに日々地方自治の
仕事が行われているわけであり、選挙なんかに興味がなくても
選出された首長は確かに住民たちの代表としての権限を持って
いるわけである。
行政が町おこしのために戦争します、と言ったときに住民が
いつものように無視を決め込んでいたら、否応なく戦争に
従事せざるを得ないシチュエーションは、なんだか実際に
起こりそうな気もしないでもない。

そんなわけで、訳もわからず偵察業務を続ける主人公だが、
気づいたときにはすでに戦争の真っ只中にいるという恐怖感はある意味
“他の戦争映画よりよっぽどリアルに感じる”
衝撃的な展開。

個人的にはラストも、いかにも戦争という恐怖を象徴するものとして
一理あるものであったと思う。
さらりと観れるわりに、いろいろと考えさせられる秀逸な出来だ。

主役を演じた江口洋介と原田知世のコンビも、リアルというか
微妙というか不思議な距離感を上手くかもし出していて良い。
何気に主題歌の「明日晴れたら」も好みの感じ。

興味があれば、皆さんも是非どうぞ。
小説版には劣るという声もあるようですが、
知らなかった人なら一度観る価値は十分にありそうです。


☆×5(5点満点中)

江口洋介っていつまでも若いよなー。
怪我は大丈夫だったんだろうか。

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しまんちゅ

しまんちゅ

へこみやすい魚座、最近自分は天然かもしれないと思い始めたAB型。
寝ても覚めても映画に埋もれる日々が好きであります。
映画検定はまだまだ3級です。これからも頑張って勉強しようと思います。
その他、たまにロック、小説にふけり、思い立って旅行に行ったり写真など撮ってみたり。

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