【books】ハイドゥナン

最近、ちょくちょく小説を買って読んでおります。
記憶にある限り生まれて初めて、4巻あるような本を購入しましたよ。

藤崎慎吾氏によるSF小説。
「日本沈没」を越えたとか、かなり強烈な宣伝コピーが気になります。
ちなみに“ハイドゥナン”とは南西諸島の伝説にある“南与那国島”の
ことです。

ハイドゥナン

大学生の伊波岳志は、共感覚という特殊な感覚を持っていた。
それは音を聞くと味や色を感じるといった、一度に複数の感覚を同時に
感じるというものであった。
岳志はダイビングをしているときに“誰かの声を聞く”、
という不思議な共感覚に悩まされていた。
一方、与那国島周辺の海域では地殻変動の予兆が発見されており、
科学者たちがその解明に乗り出していた…。

というわけで、さくっと言ってしまえば「日本沈没」的な地殻変動によって
未曾有の危機にさらされた南西諸島、果ては世界を救うという話である。

一見しただけではありふれたような設定だな、と思うかもしれないが、
これがなかなか読み応えのある一作。

「日本沈没」のプレートテクトニクスから一歩進んだ
プルームテクトニクスという理論をはじめとした地質学・地球物理学などの
ネタを背景に海洋学や微生物学、果ては量子コンピュータや海底遺跡、
与那国島に伝わるムヌチという巫女的存在と神との関わりなど
科学から空想、オカルト的(といったら失礼かな?)な要素を
ふんだんに取り入れており、非常に情報量が多く、読んでいて飽きない。

※逆に言うと、このあたりを飲み込めないとまず読めない…。

作者はかつて海洋学を専攻されていたとのことで、
それらのキーワードが巧妙に組み合わされた説得力ある文章は
リアリティを感じさせ、ハードSF的な印象も受ける。

しかしそれでいて、主人公の恋愛(結構な伏線が張られているのだけど)と
いった主軸のストーリーもしっかりしており、
単純な科学小説の枠に収まらない独創的なところがまたいい。

巻末の解説などにも書いてあるが、“日本にはこんな作家がいたのか”と
いうことを改めて考えさせられる作品である。

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へこみやすい魚座、最近自分は天然かもしれないと思い始めたAB型。
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