【movies】まぼろしの邪馬台国

監督:堤幸彦
出演:竹中直人、吉永小百合、窪塚洋介、他

偶然にも試写会のチケットをいただけたので鑑賞しました。
(ちなみにもう2年近くも前の話ですが…)

昭和31年、博多。
NHKでラジオのパーソナリティをしていた和子の元に、
ある日ゲストとして一人の男が招かれる。
その男は宮崎康平といい、盲目の歴史家として有名であったが
同時に破天荒な性格であり、和子に一目ぼれ(?)したことで
彼女を島原へと誘うのだが…。


最近では「20世紀少年」が大ヒットとなっている堤幸彦監督作品。
何気にこの人の作品は久々に観るが、一昔前はずいぶん
馬鹿な映画を撮っていたと思ったらこんなにしんみりした作品も
撮れるのだから驚く。
といいつつ、しっかり堤節も効いているのでそれなりに軽く
観られる作風である。

物語の中心となるのは盲目の康平とそれを支える妻の絆。
島原鉄道の経営者であり、豪快に世間を引っ張っていく
カリスマ性のある男を竹中直人が演じている。
最近は彼の主演作も少なくなってきたような気がするので、
なんだかひとしお気合が入っているように見える。
いや、吉永小百合との共演がうれしいだけか?(笑)

主役の二人がすごくしっかりしているので、その辺の主題が
ブレることなくよくわかる。

そしてもうひとつ、この作品の要素として重要なのは
「邪馬台国」である。なんでも宮崎康平という人物は
昭和40年代の日本に“邪馬台国ブーム”を巻き起こした
人物なのだそうだ。(ちなみに本作は実話がベース)

邪馬台国はどこにあったのか?という日本考古学史上の難題に
挑む姿が後半描かれる。
世間からつまはじきものにされ、家庭生活も苦しいながら、
互いに支えあって進んでいく夫婦の姿は観ていて
なかなかいいもんだ。

ちなみに最近の研究によると、邪馬台国は奈良県にあったらしい
可能性がかなり高まっているそうであり、残念ながら
この作品のように九州にはなかったことになるが、この作品を
観た人にとっては間違いなく九州にあるように思わせる
パワーのある作品。

九州の空気感や人と人との交流なども、結構丁寧に
描かれているので中途半端な映画ではないと思う。
エンターテインメントとして十分楽しめる。

まあ個人的には、ラストのセリーヌ・ディオンはやりすぎだと
思いますけどね。w


☆×3(5点満点中)

島原の海鮮とか、また食べてみたいですねぇー。

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しまんちゅ

しまんちゅ

へこみやすい魚座、最近自分は天然かもしれないと思い始めたAB型。
寝ても覚めても映画に埋もれる日々が好きであります。
映画検定はまだまだ3級です。これからも頑張って勉強しようと思います。
その他、たまにロック、小説にふけり、思い立って旅行に行ったり写真など撮ってみたり。

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