【movies】ダーウィンの悪夢

監督:フーベルト・ザウパー

かの生物学者、チャールズ・ダーウィンによれば
種は、より優秀な者が生き残るのだという。
現代の人間社会に置き換えれば先進国と発展途上国。
もっと極論を言えば先進国諸とアフリカか。

ナイルバーチという魚がいる。
アフリカのビクトリア湖は世界2位の広さを誇ると同時に
ナイルバーチ漁が盛んなことで知られる。
しかしながらこの魚は最初からこの湖にいたのではなく、
誰かが放流したのだという。
ここで獲れたナイルバーチは欧米に大量に輸出され、地元経済を
潤しているはずなのだが、貧富の差は拡大するばかりで
エイズが蔓延し、治安も悪化している。
一体何が原因なのか…?

本作はドキュメンタリー映画である。
ナイルバーチを軸にしてアフリカの抱える様々な問題へと
切り込んでいく。
単純に外来種というと日本では琵琶湖のブラックバスなどが
思い浮かぶが、やはりアフリカという土地柄要素を加えると
話はずっと複雑・深刻化するようだ。

道端に転がる死体など、かなりショッキングな映像が続き、
締めくくりは欧米諸国のアフリカへの武器輸出という思惑を
チラつかせる。

しかしながら一方では、この映画に対する否定的な意見もあるようだ。

ダルエスサラーム便り
http://jatatours.intafrica.com/habari49.html

映画『ダーウィンの悪夢』について考える
http://eritokyo.jp/independent/abeken-col1031.html


つまるところ撮影された映像は事実だが、それを繋ぎ合わせた
ドキュメンタリー映画には監督の意図がある、というわけである。
これらの意見をいくつか見ると、確かに明確なデータが提示されて
いなかったり、妙に思わせぶりな質問のしかたであったりと、
気になるところはいくつか感じられる。
大前提に立ってみれば、何を持って「ダーウィンの悪夢」なのか
っていうところもちょっと分かりづらかったりする。w

観手としても、それなりに考えながら観る必要がありそうだ。

ただ、レアメタルをはじめとするアフリカの資源は今や世界経済には
必要不可欠なものばかりだ。
実際に内戦や飢餓がたくさんの地域で発生していることもまた事実である。
世界の一員として、世界に対する見聞を深める重要性を
この映画を通して改めて考えてみるのも良いかもしれない。


☆×3(5点満点中)

日本にも輸入されてるみたいですよ。

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しまんちゅ

しまんちゅ

へこみやすい魚座、最近自分は天然かもしれないと思い始めたAB型。
寝ても覚めても映画に埋もれる日々が好きであります。
映画検定はまだまだ3級です。これからも頑張って勉強しようと思います。
その他、たまにロック、小説にふけり、思い立って旅行に行ったり写真など撮ってみたり。

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