【movieTIPS-3】サスペンスといえばコロンボ?

独断と偏見に基づく映画論・しまんちゅメソッドへようこそ。
久々の更新ですね。w

さて、前回の「モンタージュ」編では、
映像を繋ぎ合わせることで意味が生まれることを
お話しました。
(第二回はこちら⇒http://isproduction.14.dtiblog.com/blog-entry-52.html

今回はより具体的かつ実践的なお話をしましょう。

映画のジャンルの中にはよく「アクション」とか
「サスペンス」
というものがあります。
多分これらは、アクションシーンが多いから、とか推理ものだから
くらいしか考えられずに分けられているのだと思いますが、
いわゆる映像論においては「アクション」と「サスペンス」には
明確な違いがあるのです。

まず「アクション」とは以下のような構成になっています。

アクションの構成

1カット目:AさんはBさんを探している。
2カット目:Aさんは隠れていたBさんを見つけた。


同じ状況が「サスペンス」では以下のように構成されます。

サスペンスの構成

1カット目:Bさんは隠れている。
2カット目:AさんはBさんを探している。
3カット目:AさんはBさんを見つけた。


Do you understand?


と、うっかり英語になってしまいましたが簡単には
「アクション」では順を追って結果が表されるのに対し、
「サスペンス」では結果を先に見せてそれに至る過程が表現されます。


例えば「古畑任三郎」とか「刑事コロンボ」では、
最初に犯人が登場して犯行を犯し、後から登場する刑事がそれを
推理していく流れとなっています。
あえて犯人をバラすことによって観客の注意を刑事の
推理に向け、謎を解いていく過程を楽しませることができるのです。

また最近話題になった「デスノート」では、警察やLに追い詰められていく
主人公・キラの構図が「サスペンス」になっており、
「見つかるかも」っていうドキドキ感・緊張感をあおっていますね。
観客は全てのネタを知っているので、「いつバレるのか」という
不安を常に背負うことになるわけです。

一方で激しいアクションシーンなんかには先の見えない
「アクション」の構成が効果的であったりします。


これらは実際の映画の中に必ずといっていいほど使われる技法ですので、
知っておいて損はないでしょう。


これを知れば映画がもっと面白くなる…かは定かではない!!

次回はちょっと趣向を変えて撮影技法・「俯瞰と仰角」について
語りましょう。

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しまんちゅ

しまんちゅ

へこみやすい魚座、最近自分は天然かもしれないと思い始めたAB型。
寝ても覚めても映画に埋もれる日々が好きであります。
映画検定はまだまだ3級です。これからも頑張って勉強しようと思います。
その他、たまにロック、小説にふけり、思い立って旅行に行ったり写真など撮ってみたり。

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