【movies】ゾディアック

監督:デイビッド・フィンチャー
出演:ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ、   
   ロバート・ダウニーJr.、他

サンフランシスコである日、連続殺人事件が発生。
手がかりがないなか、ゾディアックと名乗る犯人が犯行声明を
新聞社に送りつけてきた。
その文章は暗号であったが、全文が掲載された新聞を読んだ
読者が解読する。
同じく新聞社で漫画を担当するグレイスミスもその暗号を解くのだが…。

次々と殺人を繰り返す謎の犯人・ゾディアックと、それに翻弄される
人々が描かれる。
監督は「セブン」、「ファイトクラブ」などで名をはせた
デイビッド・フィンチャー。
割りとファンキーでショッキングな映画を撮る印象があるが、
本作は予告編などを観て分かるとおり一変わった趣。

全編、フィルムノワールのごとき暗い色調が印象的。
特に霧に沈むゴールデンゲートブリッジのショットなど、
まったく先行きの見えない迷宮のようなビジュアルはなかなか
完成度が高い。
しかもそのクオリティが緩むことなくラストまで続いていく。
妥協のない緻密なサスペンスに仕上がっているといえる。
このあたり、さすがのフィンチャー節が生きている。

ストーリーも、出演者それぞれの個性が光っており、
重厚な推理小説を読むがごとき展開にはグイグイと引き込まれてしまう。
単純に数日、数週間で終わらず、何年もかかってようやく犯人へと
たどり着いていく過程や、年を経るごとに神経が磨り減り
人生が狂わされていく登場人物たちの様相などはリアルだといえる。
緻密な脚本を、観客に分かりやすく伝える演出の手腕、そして
俳優たちの演技がこの謎を、まるで生き物のように感じさせてくれる。

この作品は実際に起こった事件に基づいているが、
「未解決事件」であるという事実がさらに映画の余韻を
深いものにしている。

観終わって、「おぉ〜」という余韻が待っているだろう。


☆×4(5点満点中)

This is the ZODIAC speaking.

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しまんちゅ

しまんちゅ

へこみやすい魚座、最近自分は天然かもしれないと思い始めたAB型。
寝ても覚めても映画に埋もれる日々が好きであります。
映画検定はまだまだ3級です。これからも頑張って勉強しようと思います。
その他、たまにロック、小説にふけり、思い立って旅行に行ったり写真など撮ってみたり。

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