【movies】フランキー・ワイルドの素晴らしき世界

監督:マイケル・ドース
出演:ポール・ケイ、ベアトリス・バタルダ

DJ界における伝説的人物、それがフランキー・ワイルド。
本作は失踪してしまった彼の姿をドキュメンタリータッチで
描く作品。

その天才的なセンスでダンスミュージック界を席巻するフランキー。
酒と女とドラッグに溺れながらもその実力は誰もが認める
ところだった。
だがある頃から、耳が次第に聞こえなくなる。
それはDJにとって職業病ともいえるものであり、
耳が聞こえなければ、よほど特殊な例を除いて音楽業界にはいられない。
フランキーもその多分な例に漏れず挫折し、ドンゾコへと落ちる。
しかしヤク漬けになり、発狂した彼はある日
読唇術を教える女性に出会うのだった……。

人気沸騰のクラブシーンから、一転して奈落の底へ。
そこから始まる再起のストーリーは、シンプルながら胸を打たれる。
まさに天才だなと思わされるものだ。
はっきり言って執念、ぐらいしか形容詞が見当たらない。

ところでこの作品に描かれているフランキー・ワイルドは本人では
当然、ない。
というか実はフランキー・ワイルドなる人物は実在していない。
でも知らない人(例えば私)に言わせれば彼は間違いなく存在している。
(変な話だけど)
前半と後半(特に、終盤)とで生まれ変わったような姿を見せる
主役を演じたポールの演技にはそれくらい存在感があると言っていい。

また、演出もさるもので、
爆音の響くクラブの世界と何も聞こえない世界の表現との
対比が上手い。
加えてデカいぬいぐるみが襲ってきたり、花火で自殺を図るとか
シュールな演出も随所に盛り込まれていて
さりげない見所だったりする。
人間狂うと行き着くとこまで行くもんだなっていうか。w


かくして彼は彗星のごとくカムバックし、また彗星のごとく
サヨナラも言わずに行ってしまったのだ。


☆×3(5点満点中)

こういう映画のサントラは良さそうですね。

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しまんちゅ

しまんちゅ

へこみやすい魚座、最近自分は天然かもしれないと思い始めたAB型。
寝ても覚めても映画に埋もれる日々が好きであります。
映画検定はまだまだ3級です。これからも頑張って勉強しようと思います。
その他、たまにロック、小説にふけり、思い立って旅行に行ったり写真など撮ってみたり。

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