【movieTIPS-12】映像製作者のための著作権対応(音楽)・STEP6

ここまでくるとふと、JASRACって何?という疑問が浮かんできますが
要は彼らは「利用許諾までとってくれば後の処理を全部
やってくれる団体」という具合でしょうか。
HPによれば

JASRACは、膨大な数の管理楽曲をデータベース化し、演奏、
放送、録音、ネット配信などさまざまな形で利用される音楽について、
利用者の方が簡単な手続きと適正な料金で著作権の手続きができる
窓口となっています。そして、お支払いいただいた使用料は、
作詞者・作曲者・音楽出版者など権利を委託された方に定期的に
分配しています。

http://www.jasrac.or.jp/profile/intro/index.html


だそうです。(ざっぱく過ぎ?)


さて、映画の製作に限らず、何か自分で創作したものには強い思いが
宿るものです。
まるで自分の子供のように…という表現はありきたりですが、
ちょっとやそっとの障害でも「何くそ!」と思って頑張れるものです。

しかしながら完全にオリジナルな作品というのは意外にも
難しいものです。

幾多の障害に阻まれながら最後のチャンス、と思って楽曲をすべて
日本のアーティストのものに差し替え、最後の申請を行いました。
TSUTAYAでごそっとCDを借りてきて夜中まで聴きこむとは、
我ながら青春…と言いたいですがもはや必死です(苦笑)
まあ日本の楽曲ということでJASRACの利用料も幾分か割引が効いたりと
嬉しいこともままありますが。。

サクサクっと申請書を書いて企画も説明して、あとは許可を待つのみ!
ここまではだいぶ手馴れてきました。

が、やはりなかなか上手くいかないのが世の常でしょうか?
(なんかもう呪われてる気がしてきました…)

曰く、「この楽曲は他のどんなオファーに対しても許諾してないんです」
ですって。

……。

どぅらーーーっ!!!


となるでしょう?
ただそこは私も社会人になっていろいろと交渉術を覚えましたから、
簡単に引き下がるわけにはいきません。
そんなわけで必殺、「そこをなんとかお願いできませんか?」で
勝負です。
リアルな話、いいと思ったからこそ選んだ曲であって
こちらにもこの曲を使いたい思いはあるんだぞ!というわけで、
情に訴える作戦です。

が、残念ながら撃沈です(泣)

お願いしてから1日待ったのでイケルか?と思ったのですが
なかなかそこのポリシーは崩せなかったようです。
まあそりゃそうか。

楽曲を創る人にもいろいろと思いがあるわけですから、
同じ志を持つ者としては理解を示すところですね。。
(てか、だったらどこかに書いておいてほしい気もするんですが…)


ってなわけで無念のタイムアップ!

個人的には会社の仕事も抱えながら熱心に頑張ったつもりだった
のですが社会の壁は高かった、というかあまりに不運な流れなので
きっとこれは「今じゃない」という神様のお告げかも、などと
思ったりしてますが(笑)

皆さんも著作権処理されるときは気をつけてください。

さて、もう一度差し替えの楽曲探してみますかねー。


以上です。

【movieTIPS-11】映像製作者のための著作権対応(音楽)・STEP5

個人的な話、今回私の作った作品はSFです。
まあ厳密な話でいけばちょっと先の話なのでSFと言うには少々
現代劇ですけど。

そんなわけもあり、なんかこう、日本のアーティストじゃないだろ
っていう感覚があったわけで音楽には海外アーティストの楽曲を
使用してみました。
しかしながら、ここは大きなハードルであったことが判明。

海外アーティスト、ということは当然、その楽曲に関する著作権を
保持している人は海外にいるわけですね。
(大元は海外のレコード会社などになるのでしょうか。)
そんなアーティストのCDを日本で発売する場合、日本のレコード会社は
いわゆる販売する権利、のようなものを保持している感じになるかと
思います。
※この辺は私の感覚も含めて書いているので正確かどうかは
 ご注意ください。

で、利用許諾を得ようと思ったら大元まで確認を取らなければならない、
というわけで申請から許諾まで軽く1ヶ月くらいはかかって
しまうようです(苦笑)
コンテストの締切り直前では到底間に合わないですね。注意です。

加えてさらに大きな問題は、海外アーティストの楽曲の使用料は
権利の保有者(主に出版社)の「指値」になってしまうことで、
日本の曲を使う場合と比べて何倍もの高額な金額を支払わなければ
ならない、とのことです。
これはJASRACが海外楽曲の使用に関する権利を有していないのが
理由のようです。
http://www.jasrac.or.jp/info/create/soft.html



しかし!
映画に対する愛と情熱があれば多少の値段くらい!

…と、私も最初思ってたのですが、他にもいろいろと障害があったのです。
いち音楽ユーザにとってはわかりにくい話ですが、
CDの販売元レコード会社に問い合わせると「その楽曲に関する
権利はすでに弊社にはありません」という回答が出てくる場合があります。
また曲によっては複数の会社が権利主張しているため、権利関係が
確定していない場合もあるようでして、そんな中で曲を利用するのは
いささか微妙です。

よく、大作ハリウッド映画の企画が「大人の事情」で頓挫することが
ありますが、まさしくそんな気分ですね…。


こういうわけで、じゃあやっぱり日本の曲にしよう、となるわけです。

次回へ続く。

【movieTIPS-10】映像製作者のための著作権対応(音楽)・STEP4

映画に使われる音楽の元となった素材、つまり市販CDなどの
「音源」には「著作隣接権」というものがあり、これを公の場で
使用するためには利用許諾というものが必要です。

たいてい、申請にあたっては「作品企画書」等をもって利用曲と、
その利用時間を明確にしなければなりません。

というわけで材料がそろったら早速申請です。
書式に記入してメールで送る場合もあれば、レコード会社によっては
FAXで受付するなど、いろいろと違いがあるようです。

ただ基本的には、申請したら待つほか無いというわけです。


では、待ってる間に余談ですが、映画に使われる音楽には
「楽曲」と「効果音」という2種類があります。

具体的な違いは歌を歌ったり演奏したりする人がいるか、いないか
でしょうか?
で、映像製作者にとっては朗報ですが「効果音」の場合はJASRACに
利用料を支払う必要がないようです。
つまるところ利用許諾を得る=即使用OKということになるので
余分な費用を払う必要もないわけです。

ですが使用する音源が「効果音」に分類されるのか、「楽曲」に
分類されるのかは販売元のレコード会社に聞いてみるしかありません。
前者ならちょっとラッキーです。w

しかも「効果音」の場合、コンテスト応募の場合に限り無償で
利用できる(利用許諾を発行してくれる)場合もあります。
逆に、利用許諾を得るために料金のかかる場合もあります。
この辺はレコード会社にもよるようです…。
今回の私の場合、一社は無償でもう一社は有償でした。

なかなか面倒ですがこういうことはいちいち確認しておかないと
後で苦労しそうなので怖いですねぇ。


さて、そんなわけで利用許諾がおりるかと思ったら…どうやらまだまだ
波乱がありそうです。

ちなみに今回申請しようとした「楽曲」は作品の雰囲気を考えて
海外アーティストを選定していました。
どうやらこの、「海外」というのがひとクセあるところの
ようです。。。

次回へ続く。

【movieTIPS-9】映像製作者のための著作権対応(音楽)・STEP3

自分で作品を創る時、製作者はあれこれ悩みます。
どんなテーマにするか、どんなストーリーにするか、そして
どんな演出にするか等々…。

しかしながら、個人製作ベースではなかなか「企画書」なんて
改まったものは作らないものです。
ですがそういったものも、いざ社会に出すとなると必要となるのです。
たとえば音楽の利用申請にあたって、とか。

まあ決まったフォーマットがあるわけでもないので、
私なりにまとめた企画書の書式は以下のような感じです。

1.作品のタイトル
2.作品の概要(あらすじ)
3.作品のテーマ
4.作品の時間
5.利用する音楽と、それぞれどういったシーンで使うか、および
  利用時間

改めてまとめてみると結構こっ恥ずかしいのもです。w

正直、この書き方が正しいものかどうかはわかりませんが
利用申請にあたって重要なのは「5」でしょうか。
基本的によほど変な利用でなければ問題ないのではないかと
思われますね。

ではこれをもっていざ、利用申請です。

次回へ続く。

【movieTIPS-8】映像製作者のための著作権対応(音楽)・STEP2

映画に使われる「音楽」には大きく2種類あります。
これは「効果音」と「楽曲」というカテゴリになるでしょうか。

いずれの場合も自分で録音したり作曲したりもできますが、なかなか
思った音を表現するのは難しいものですし、まったく音楽に関する
知識・経験もない場合だと非常にハードルが高いものです。
そんなわけで私はよく市販のCDを利用しています。

ところが市販のCDを使った作品をコンテストなどに出品する場合は
ちゃんと著作権に関する処理を行っておくことが必須条件となります。
具体的には利用許諾を得たり、利用料を支払うことになります。


さて、第一のハードルではCDを販売しているレコード会社に連絡をして
利用許諾を得ねばなりません。
私もなかなかヒヨッ子ですから、こういうときに知らない人に
電話するのはなかなか気が引けます…などと言いつつ、やはり
愛する映画のためですから臆してはいけません(笑)

レコード会社のHPの中には「楽曲利用申請について」と
いった具合に問い合わせ先が載っているところもありますので、
このあたりを頼りにコンタクトを取ります。

会社によってはWeb上から直接申請できるところもありますが、
逆にまったく連絡先がわからないようなところもあります。w
普通のお問い合わせフォームからメールを投げるなど、とりあえず
接触することからスタートするっていうのも意外に面倒です。

コンタクトが取れたなら、どういった目的でどの曲を使用したいか
を伝えます。
たいがい、法務部とかライセンス部といった感じでその道の
専門の人たちが窓口ですから、必要な手続きはすぐに教えてくれます。

そしてたいていの場合だと、申請書を書くことになります。
合わせて作品の企画書を提出、といった具合です。

…企画書?!

ってなわけで次なるハードルは作品の企画書を作ることです。

では次回へ続く。

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しまんちゅ

しまんちゅ

へこみやすい魚座、最近自分は天然かもしれないと思い始めたAB型。
寝ても覚めても映画に埋もれる日々が好きであります。
映画検定はまだまだ3級です。これからも頑張って勉強しようと思います。
その他、たまにロック、小説にふけり、思い立って旅行に行ったり写真など撮ってみたり。

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